撮影スポット_2019年2月(1)


■2019年2月9日(土)

9時40分頃に到着。この時は雪はあまり降っていなかったが、帰る頃には結構、降ってました。境内前を電動ブロアーで雪や枯れ葉を掃除している方がいました。

入苑料金は大人700円と割と高め。雪化粧した牡丹が撮影できるのは、このタイミングしかないので、まぁ、しゃーなし。

牡丹の開花時期は4~5月ですが、この時期に咲くよう調整されています。藁の雨除けは藁帽子(わらぼっち)と呼ぶようです。


今日は雪雲で直射日光は期待できず、露出も低いだろうな…と思いましたが、背景に雪の白色が多いので思いのほか、露出は維持できてた気がします。

苑内で上空からピッピッと鳴くシメ(鴲、蝋嘴)を発見。枝に付いた乾燥した種子を啄んでいました。すぐに望遠ズームレンズで手持ち撮影した。

苑内のソシンロウバイ(素心蝋梅)を撮影。花が水を吸っていてやや鮮度も落ちているよう。そろそろ見頃の時期も終わりに近そうです。


苑内のシナマンサク(支那万作)を撮影。リボン状の黄色の花が特徴。昨年の枯れ葉を残したまま花が咲いているのでマンサク(万作)ではなく、支那万作だと判別できます。

雪が掛かったツバキ(椿)ですが、品種の詳細は不明です。

出口に近づくと甘酒など売っている売店と屋根付きの休憩スペースがあります。ちょうど雪が降り始めたので、休憩スペースから雪を避けつつ望遠撮影を試みた。


多分、八重寒紅という早咲きの梅だろう。シャッター速度は1/50秒ですと降る雪の軌跡が少し見えます。

望遠端400mmで手持ち撮影。シャッター速度を1/800秒にすると、降っている雪は点(軌跡なし)となります。藁帽子の薄暗い陰には手前の雪がボケて写ります。

ぼたん苑から見える五重塔。


02_北浦和公園_北浦和駅

北浦和駅に到着しました。奥に見えるのが、北浦和公園です。

北浦和公園の入口です。

公園に珍しい野鳥は見なかったが、ドバト(土鳩)、キジバト(雉鳩)、カラス(烏)、ヒヨドリ(鵯)、ハクセキレイ(白鶺鴒)などは目にした。


雉鳩です。


03_加田屋川_北浦和駅

この先、加田屋川です。河川の構造名を調べると、奥に見える坂の上は天端(てんば)と呼ばれるようです。

加田屋川です。ダイサギ(大鷺)、アオサギ(蒼鷺)、マガモ(真鴨)といった水鳥が観察できました。こうした河川敷をひらすら歩くのは楽しく感じます。

ダイサギ(大鷺)です。冬は嘴が黄色く、目元が黄緑色です。一方で、夏は嘴が黒く、目元が青色になるようです…。


大鷺の隣にツグミ(鶫)が来ています。鶫の方が大鷺に接近しているようでした。

大鷺と鶫の拡大図。野鳥同士のコミュニケーションがあるようです。

アオサギ(蒼鷺)とダイサギ(大鷺)のコンビ。この二羽は仲がいいようです。


自動車が通り過ぎた音に反応して、猛禽類が飛び立ちました。こういう時、なぜもっと早く気付かなかったのか…と悔やみます。その後、突如現れたカラスが猛禽類を追いかけ始めました。

残念ながら望遠端(400mm)での撮影をしておらず、拡大してもこれが限界。画像は粗いですが、羽の模様からノスリ(鵟)のようです。こちらの方が参考になるかも。

この辺りは田んぼの他に庭用の植木を作る農地がありました。♀のジョウビタギ(尉鶲)と白梅です。水墨画の構図のようです。


04_見沼自然公園_北浦和駅

加田屋川に沿って歩き、見沼自然公園に来ました。

公園内の池。ヒドリガモ(緋鳥鴨)の大群が寄ってきました。

この池に住む緋鳥鴨は餌付けされているようで、人が近づくと、向こうから接近してきます。


こちらはヒヨドリ(鵯)。都会でも田舎でも目にする機会は多いです。鳩くらいの大きさ、鳴き声も大きく、群れであることが多いので、烏や鳩の次くらいに遭遇します。

こちらはシジュウカラ(四十雀)。3匹程度の群れで行動していました。

単独行動のシメ(鴲、蝋嘴)。この公園には比較的多く見れました。こちらも鳴き声で存在を認識しやすいです。


こちらはアオジ(青鵐)。数匹程度の群れで行動していました。この目元が黒い個体は♂です。嘴が黒いのは土汚れです。

単独行動のツグミ(鶫)。個体数は比較的多く見られます。

単独行動のモズ(♀)。鳴き声で気付くことはなく、通常、聴覚よりも視覚で認知することが多いです。モズの♂はまだ見たことがありません。


温泉の駐車場。北浦和駅と当温泉施設をつなぐ送迎バスが出ています。

温泉施設の入り口です。温泉の色は透明茶色で、味はしょっぱい。


06_上野恩賜公園_上野駅

帰宅途中、上野駅を経由しました。


■2019年2月3日(日)

01_皇居東御苑_大手町駅

二の丸庭園に繋がるこの区画には、ソシンロウバイ(素心蝋梅)とロウバイ(蝋梅)があります。蝋梅に少し遅れて素心蝋梅が今見頃となっています。

こちらは蝋梅の花です。素心蝋梅の花は黄色一色である一方、蝋梅の花は中央部が紫色で花弁が黄色なので、開花時期だけでなく花の見た目でも区別できます。

二の丸庭園の様子です。


早咲きの梅の品種、冬至です。


北桔橋門(きたはねばしもん)から出る。

北桔橋門を抜けて左側は乾濠。普段は入場できない乾通りも見えます。

右側は平川濠。


工芸館の傍にある銅像

今回、工芸館は棗(なつめ)など茶器などの漆器の展示をしていました。

標準ズームレンズの広角端28mm(画角75度)では、この距離では工芸館全体が入りきらない。広角端12mm(画角122度)のレンズがあれば…。

工芸館から竹橋駅に向かう途中の乾門です。一般公開の時でないと、この乾門からは一般客は出入りできないです。


久しぶりに美術館の方にも行ってみたが、4Fだけ見てすぐ出てきた。

竹橋と旧竹橋門です。写真の奥には皇居東御苑への出入り口の一つである平川橋と平川門が見えます。ちなみに、竹橋と平川橋の間の濠は大手濠に含めるそうです。

竹橋は大手濠と清水濠を分かつ。写真の竹橋は清水濠側から撮影。この時期、清水濠沿いに千代田区役所あたりまで街路樹の下に水仙が咲きます。


■2019年2月2日(土)

■皇居東御苑の花だより:2019年2月1日

01_皇居東御苑_大手町駅

大手門から皇居東御苑に。常駐しているコブハクチョウはエサ箱付近にいました。

入苑後すぐのジュウガツザクラ(十月桜)は、もう見頃を終えていますが、来訪者は僅かに残った花を接写撮影していました。

こちらはカゴシマコウ(鹿児島紅)という梅です。赤い花が少し咲き始めています。


江戸城の大番所(当時の警備員の家屋)付近の本丸大芝生へ続く坂道にマンサク(満作,万作)があります。僅かに黄色のリボン状の花が見られましたが、見頃は少し先か。

坂道を上った先にある果樹園エリア。海外の旅行者と思しき人がビニールに覆われた柑橘類の樹木を眺めていました。

この時期の本丸大芝生の風景。


椿の花の蜜を食べに来ていたメジロ(目白)を撮影。椿の枝葉の奥にいたので、手前の枝葉がボケて写っています。

ヒヨドリの群れがセンダン(栴檀)の実を食べていた。この実は果たして美味いのか。調べたら有毒植物でヒトの子供では致死量は実5,6個とされる。

本丸大芝生にあるカンザクラ(寒桜)は見頃を迎えている。花の蜜をメジロとミツバチが食べていた。写真はメジロとミツバチの鉢合わせ。


右の太い幹が、現在、見頃のカンザクラ(寒桜)でメジロが来ていた。左の太い幹が、既に見頃を終えたフユザクラ(冬桜)。

梅林坂の風景。冬至などの早咲きの品種は既に満開となっている。

北の丸公園に行くために、北桔橋門(きたはねばしもん)から出た。


02_北の丸公園_竹橋駅

北桔橋門から出ると、皇居警察官が入苑者を対象に行う手荷物検査のために常駐しています。

道を挟んで向こう側から北の丸公園。歩道橋を使って行けます。右側は竹橋、左側は千鳥ヶ淵に至ります。

14時頃の池の様子ですが、あまり水鳥はいない。時間帯なのか、カラスが非常に多かった。野鳥撮影はそれほど出来なかった。


北の丸公園を進んで武道館まで来た。

武道館からUターンし、北の丸公園の広場に戻った。

北の丸公園を清水門の近くのシナマンサク(支那万作)が見頃。この時期、マンサクはまだ開花前ですが、シナマンサクは既に満開です。


シナマンサク(支那万作)は、名前の通り中国原産ですが、ただのマンサクとは異なり、前年の枯れ葉を残したまま花を咲かせます。

清水門から出ます。この先です。ここの石段は馬用なのか…段差が大きくて歩きづらい。

清水門です。写真に見える突き当りのビルは千代田区役所です。


清水門の土橋から左側(竹橋方面)の清水濠を撮影。水仙が街路樹の下に植えられています。

清水豪にいたカワウ(河鵜)。

清水濠を竹橋方面に進むと、アーチ形状の竹橋が見えます。