撮影スポット_2019年3月(1)


■2019年3月9日(土)

定期的に散策している皇居東御苑で、先月購入した広角ズームレンズを初めて使用した。広角端12mmから始まる広い視野(画角122°程度)は現場の状況を伝えるのに一役買った。その一方で、肉眼よりも中央部の被写体が小さく映り、なんだか分かりにくいな…と思うこともあった。

■皇居東御苑の花だより:2019年3月1日2019年3月8日

01_皇居東御苑_大手町駅

8時50分頃、皇居東御苑の大手門の様子。9時開苑に待機している観光客が20名くらい見受けられます。

開苑後、大手門橋(大手門に通じる土橋)にて、常駐の皇居警察による手荷物チェックの最中、大手濠にカワウを2羽見つけた。

入苑後、百人番所前の広場はアスファルトで新しく舗装されていた。これで観光客のキャリ―ケースを引く音が静かになる。


サンシュユ(山茱萸)の黄色い花です。この時期、黄色の花を咲かせる樹木の中では存在感あります。

こちらはシナマンサク(支那満作)です。2月16日来訪時には既に満開でした。花の色は黄色からオレンジに変色したような気がします。

シナマンサクの花の拡大。見頃が過ぎ、リボン状の花の水分が抜けて萎びたようだ。シナマンサクよりも開花時期が遅いマンサクは現在、見頃です。


広角端(12mm)での撮影。肉眼では写真中央に見える遠くの満開の桜に目がいくが、この写真では小さくてよく分からないね。

超望遠ズームレンズに持ち替え、望遠端(フルサイズ換算600mm)で、満開の桜の辺りを撮影。濃いピンク色は琉球寒緋桜、薄いピンク色は椿寒桜です。

日陰に植えられていたミツマタ(三椏)を撮影。ここのはまだ花が開き切っておらず見頃までもう少し。


ハクモクレン(白木蓮)です。まだ蕾が多く、一部が開花していた。

こちらはシデコブシ(幣辛夷、四手拳)。こちらもモクレン科であり、まだ蕾が多く見頃ではなかった。

マボケ(真木瓜)です。こちらもまだ一部が開花したばかり。


こちらはアケボノアセビ(曙馬酔木)です。枝葉に有毒成分(アセボトキシン)を含み、葉を煎じて殺虫剤にしたそうな。なるほど、実家の和式トイレの辺りに植えられていた理由は虫除けか。

こちらは本丸休憩所の前にあるカンザクラ(寒桜)です。2月16日来訪時に満開だったのですが、このタイミングでは既に葉桜のフェーズです。

寒桜を拡大。葉が赤く染まっています。桜餅を包む葉に、この赤く染まった柔らかそうな葉を使うと、もっと上品に見えるかもね。


この道の両側にはカンヒザクラ(寒緋桜)が立ち並ぶ。寒緋桜の赤い花の蜜を食べにきた野鳥としてヒヨドリ、メジロを見た。

メジロと寒緋桜。

ヒヨドリと寒緋桜。花の蜜を食べる際に嘴を花に突っ込むため、顔が花粉で黄色くなっています。


リュウキュウカンヒザクラ(琉球寒緋桜)です。満開の見頃です。

琉球寒緋桜は寒緋桜と同様に下向きに咲きますが、色味はより淡いピンク色です。

ツバキカンザクラ(椿寒桜)です。今回、最も目立っていて観光客も集まっていた樹木。場所は、桜の島にあります。


椿寒桜にはヒヨドリが10羽程度集まり、花の蜜を食べてた。花は一重咲きですが、ブーケ状に密集するためボリューム感があります。

こちらはカワヅサクラ(河津桜)です。少し見頃のピークを過ぎたかな。場所は、"桜の島"の奥にあります。

河津桜の花の拡大写真。広角でのアップ撮影です。


久しぶりに旧江戸城 天守台跡に登り、本丸広場を広角端12mmで撮影。122°という広い画角を必要な時に使えることに、満足しています。

旧江戸城 天守台跡からの望遠撮影。先程通過した椿寒桜と観光客の様子。自転車でパトロールしている皇居警察の方もいますね。

梅林坂です。梅は見頃を過ぎた早咲きの"冬至"や"八重寒紅"、今満開の"思いのまま"、これからの見頃の"白加賀"、など開花状況にバラツキがあります。


梅林坂にて白加賀とメジロ。白梅の遅咲き品種である白加賀は、まだ蕾も沢山見られます。

二の丸雑木林にて、フキノトウです。少し花が開いていたものもあった。

三の丸尚蔵館の鬼瓦の側面に鳳凰が描かれています。その周りにカワラバト(ドバト)が群がっていました。


大手門の出入り口付近にあるボケの花です。ボケ(木瓜)は秋~冬に数輪ほど咲き続けてましたが、本格的な開花時期は今かららしい。

木瓜の花の拡大。

11時半に大手門から出苑。今回は3月になり早咲きの桜が本格的に開花していた。3月下旬は染井吉野、4月からはサトザクラ系(八重咲き)が見頃となるでしょう。


■2019年3月4日(月)

01_龍泉の湯_成田駅

JR成田駅西口の4番バス乗り場から"龍泉の湯"の最寄りバス停まで乗ります。昨日から引き続き、小雨は降っています。

最寄りのバス停で降りると、ご覧のように"龍泉の湯"はすぐに目の前です。ちなみに、ここの道路は一昨日(2019年3月1日)から開通したばかりなのだそう。

"龍泉の湯"の玄関です。受付では道路の開通を記念した"くじ引き"をやっていました。当選確率は割と高めで、自分はコンディショナーが当たりました。


お風呂に入った後、雨も上がったので"龍泉の湯"を出発。バス停から馬の宿舎があることに気が付きました。

地図で見ると、ここは乗馬倶楽部だそうだ。あと、新幹線のような轟音で電車が通り過ぎるな…と思ったら、スカイライナーが近くを走っているようです。


■2019年3月3日(日)

土曜日(3/2)は晴れてましたが、日曜日(3/3)は雨です。雨のためカメラを一台だけ取り出して傘を差しながらの撮影となった。手に持つ一台のカメラには広角ズームレンズを付けました。広角ズームレンズは出目金のようにレンズが出っ張っているので雨粒がいつのまにか付いていることがあり、その都度、拭いていました。あと、手で持たなくても傘を固定できるような道具があるとカメラを撮影しやすいですね…今度、そういう道具がないか調べてみます。

01_成田山_京成成田駅

京成成田駅を下車後、成田山表参道を通って総門まで来ました。境内の案内図はこちら。この写真の右上の辺りにレンズに付着した雨粒が写っています。

大本堂と三重塔がある広場には、午前中に作られた氷彫刻が雨の中置かれています。全国氷彫刻展というイベントです。

色々ありましたが、その中で個人的に一番気に入った氷彫刻です。タイトルは「生命」と書かれていた。


三重塔を通り過ぎ、その奥にある成田山公園に行きます。この時期は梅まつりが開催されています。境内は全体的に霧が発生していて、少し遠いと景色が白みます。

成田山公園の奥の"竜智の池"にある"浮御堂"です。ここで雨宿りをしながら超望遠ズームレンズで野鳥を撮影した。

浮御堂にて、池の周囲の樹木にいたエナガを撮影。コケが付いたサルスベリや松の木の間を飛び交っていた。


こちらはサンシュユ(山茱萸)で黄色の花です。個人的にあまり見なれぬ樹木です。

こちらはアセビ(馬酔木)のピンク色の花です。実家の和式トイレの窓から見える薄暗い裏庭に生えてた樹木なので、なんとなくネガティブな印象があります。

雨に濡れた梅の花です。レンズ交換が面倒なので広角ズームレンズで撮影しましたが、やはり標準ズームの画角やマクロで撮影した方がいいなぁ…と思った。


公園内にある平和大塔です。広角ズームレンズを使うことで、塔全体を撮影可能になった。物理的にこの位置より後ろに下がれないので、標準ズームレンズ(28-75mm)を使う限りは全体を撮影できなったのです。

一旦、成田山の境内を出て、総門が見えるこの休憩施設でお茶を飲んだ。

成田山の参道を通って成田駅に戻ります。途中、表でうなぎを次々と捌いている食事処がありました。


参道の坂を上り終わり、成田駅に続く平坦な道を進むと、途中に米屋総本店があります。小腹が空いたので、栗羊羹や桜餅など和菓子をいくつか買って食べた。そういえば今日は、ひな祭りの日でした。

その後、成田駅に戻る途中、更地になった一区画にディズニーの"小さな家"を彷彿させる家が目に留まった。

和菓子を食べたけど、成田で話題のラーメン屋"ラーメンばやし"を見つけたので、ここで四川チャーシュー麺を食べた。


今日は、成田駅にほど近いホテルウェルコ成田に宿泊した。