■TAMRON A035Nの購入_20180712
2018年7月12日、ネット通販(Amazon)でTamron製の望遠ズームレンズ(Nikon用)であるA035Nの新品を67,200円(税込)で購入した。
望遠ズームレンズ(TAMRON A035A)
レンズ鏡筒部記載のレンズの仕様
TAMRON A035Nに丸形フードを装着した状態
当レンズは2017年11月16日発売で、現時点(2018年7月12日)でTamron製の最新の望遠ズームレンズの一つ。希望小売価格は90,000円(税抜)ですが、新品価格で既に30%OFF程度になっている。
■TAMRON A035Nの仕様
公式ページにある仕様説明を参考にして整理します。
項目 | 概要 |
発売日 | 2017年11月16日 |
レンズのタイプ |
望遠ズームレンズ |
対応する撮像素子 | フルサイズ |
対応マウント | ニコンFマウント |
レンズ構成 | 17枚11群 |
焦点距離 | 100㎜-400㎜ |
画角 |
24°24´-6°12´ ※1´は1°の60分の1 |
フィルター径φ | 67㎜φ |
最大絞り(最小F値) (レンズの明るさ) |
F/4.5-6.3 |
最小絞り(最大F値) | F/32-45 |
絞り羽枚数 | 9枚 (円形絞り) |
最短撮影距離 |
1.5m |
ワーキングディスタンス(WD) |
1.3m |
最大撮影倍率 (マクロ性能) |
0.278倍 (1:3.6) ※望遠端400㎜時の最短撮影距離 |
最大径φ×全長 |
86.2㎜φ×195.5㎜ |
重量 |
1,115g |
手ブレ補正機能(VC) |
VCあり ※4段 (CIPA規格準拠) |
標準付属品 |
丸型フード、レンズキャップ |
アクセサリー(別売り) |
専用三脚座、テレコンバーター(1.4x/2x)、TAP-in Console |
■TAMRON A035Nの正式名称の意味
Tamron製のこの望遠ズームレンズの正式名称は「100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035N)」。製品の仕様を細かく区別するためにTamronが独自に定義した用語で表現されます。各用語の定義を以下に調べました。
用語 | 定義・意味 |
Di |
35mmフルサイズ対応のレンズ ※Di=Digitally Integrated Design |
VC |
光学手ブレ補正のレンズ ※VC=Vibration Compensation |
USD |
静かで素早く精度の高いAFやフルタイムマニュアルを実現する 超音波モーター搭載のレンズ ※USD=Ultrasonic Silent Drive |
箱に記載されるTAMRON A035Nの仕様
■レンズ鏡筒部の説明(1):ズームレンズ
レンズ鏡筒前方(被写体側)にあるズームリングの様子。
広角端(焦点距離100㎜)に合わせた時の状態。
望遠端(焦点距離400㎜)に合わせた時の状態。
レンズ鏡筒前方(被写体側)にある幅広のリングはズームリングであり、その幅広のズームリングの下に白字で焦点距離(100㎜~400㎜)が記載されている。ズームリングの下にはLOCKスイッチがあり、広角端(100㎜)に設定してズームリングが勝手に回らないように固定できる。
■レンズ鏡筒部の説明(2):ピントレンズ(フォーカスリング)
レンズ鏡筒後方(カメラ側)にあるピントリングの様子。
ピントリングの下にある合焦時の撮影距離(合焦面までの距離)の表示。1.5mが最短撮影距離。
フォーカスモード切替ボタン(右側)および、
カメラブレ補正モードスイッチ(左側)
レンズ鏡筒後方(カメラ側)にあるのはピントリング(フォーカスリング)であり、その下にあるガラス窓の中に合焦時の被写体までの距離がft(フィート表記)とm(メートル表記)の2通りの表示方法で記載されている。なおガラス窓に表示される最短撮影距離(カメラ内蔵のイメージセンサーから合焦面までの距離)は1.5m(4.9ft)であり、それ以上は接近いて撮影してもピントが合いません。
■レンズ鏡筒部の説明(3):フォーカスモード切替スイッチ
ピントリングの下にフォーカスモード切替スイッチがある。ここを手動で切替えればオートフォーカス(AF)またはマニュアルフォーカス(MF)に変更できる。AFに設定すると、被写体との距離に連動して自動的にピントリングが回り合焦する。MFに設定すると、被写体との距離に応じて撮影者自身が手でピントリングを回して合焦させる必要がある。
■レンズ鏡筒部の説明(4):カメラブレ補正モードスイッチ
フォーカスモード切替スイッチの左側には、カメラブレ補正モード切替スイッチがある。上から補正1、補正2、補正OFFの3段階で切替えできる。
手持ち撮影の場合、補正1か補正2に設定する一方で、三脚撮影では補正OFFします。三脚撮影で補正1や補正2にすると、カメラブレが発生しないところに補正をしにかかるため、逆にブレが発生する可能性があるとのこと。
カメラブレ補正モードの補正1や補正2の効果の程度は、カメラの光学ファインダー越しに見える景色に対してフォーカスポイントの位置がどれだけブレるかを確認すれば分かる。補正OFFの場合、撮影者自身の体の動きなどでフォーカスポイントが一点に定まらないが、補正1や補正2に切り替えると、フォーカスポイントの不連続的な動きが滑らかになり、安定して狙った一点に合わせられる。
■専用三脚座の利用
三脚を利用する際には、当レンズ専用の専用三脚座を利用するのが便利です。