③-6:広角ズームレンズ(フルサイズ対応)の購入


■SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMの購入_20190221

 2019年2月21日、より広範囲を撮影できるSigmaの広角ズームレンズであるSIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM(ニコン用)の5万3800円(税込)で購入した。マップカメラ(ネット通販)での中古購入のため商品説明書が付属されていないことは分かっていたが、それ以外は記載通りすべて揃っていた。

・公式ページ(12-24㎜ F4.5-5.6 II DG HSM)

SIGMA 12-24㎜ F4.5-5.6 II DG HSM

SIGMA 12-24㎜ F4.5-5.6 II DG HSMの拡大

SIGMA 12-24㎜ F4.5-5.6 II DG HSMのレンズ後玉(カメラ側の接続部)の外観


 本レンズはより広範囲を撮影(=焦点距離が短い)できる広角ズームレンズですので、レンズ前玉は出目金のようにやや飛び出た形状です。花型フードのような金属製の枠はレンズ鏡筒部の一部なので、これは外れません。なおレンズフロントキャッチアダプターとレンズフロントキャップが付属しています。

付属品 用途 説明
レンズフロントキャッチアダプター 逆光防止 鏡筒部の花形フードに被せる円筒状のアダプター。広角レンズの撮影画角は広いが、その分、太陽光など逆光が入る場面が多くなる。花形フードでも多少は遮ることはできるが、アダプターによりもう少し遮ることが可能。
レンズフロントキャップ 広角レンズ保護 出目金のような広角レンズは何かの拍子にぶつけないよう注意が必要。鏡筒部の花形フードもレンズ保護に役立つが、アダプターをこのキャップで被せることで広角レンズを完全に覆うことが可能。雨の日などは雨粒が付くのを防止します。

レンズと付属のアダプターおよびキャップ

レンズフロントキャッチアダプターを装着

さらにレンズフロントキャップで覆った状態


■SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMの仕様

 公式ページにある仕様説明を参考にして整理します。

項目 概要
発売日 2011年7月29日
レンズのタイプ 広角ズームレンズ
対応する撮像素子 フルサイズ
対応マウント ニコンFマウント
レンズ構成 13群17枚
焦点距離 12-24㎜
画角 122°-84.1°
フィルター径φ  

最大絞り(最小F値)

(レンズの明るさ)

F/4.5-5.6
最小絞り(最大F値) F/22
絞り羽枚数 6枚
最短撮影距離

28㎝

ワーキングディスタンス(WD)  

最大撮影倍率

(マクロ性能)

0.156倍 (1:6.4)

最大径φ×全長

87㎜φ×120.2㎜

重量

670g

手ブレ補正機能(VC)

VCなし

標準付属品

レンズフロントキャッチアダプター、レンズフロントキャップなど

アクセサリー(別売り)  

■SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMの意味

 本レンズの正式名称は「SIGMA 12-24㎜ F4.5-5.6 II DG HSM」のようだ。製品の仕様を細かく区別するためにSigmaが独自に定義した用語で表現されます。各用語の定義を以下に調べました。

用語 定義・意味
SIGMA 製造会社名
12-24㎜ 本レンズの焦点距離の調整可能範囲
F4.5-5.6 焦点距離に応じた開放F値(最も絞りを広げた時のF値)
II 過去に製造した同コンセプト商品のバージョン2という意味
DG

DG:フルサイズとAPS-Cサイズの両方に利用可能

DC:APS-Cサイズに利用可能

HSM AF術として、超音波モーター(HSM:Hyper Sonic Motor)を使用

■レンズ鏡筒部の説明

(1)ズームリング

レンズ鏡筒部のズームリング

 レンズ鏡筒部のカメラ側にズームリングがあり、回すと記載される数字(12~24)の焦点距離に調整できる。

(2)ピントリング(フォーカスリング)

レンズ鏡筒部のピントリング

 レンズ鏡筒部の被写体側のピントリング(フォーカスリング)があり、回すとガラス窓内に距離(ft表示とm表示)が示される。

(3)フォーカスモード切替えスイッチ

レンズ鏡筒部のフォーカスモード切替えスイッチ

 ピントリングの下にフォーカスモードの切替えスイッチがある。


(4)ズームリング調整とレンズ移動

焦点距離12㎜(広角端)時の前玉の位置

焦点距離20㎜時の前玉の位置

焦点距離24㎜(望遠端)時の前玉の位置


 ズームリングを回し焦点距離を変更すると、それに合わせて前玉が前後に移動します。興味深いのは、焦点距離20㎜で前玉が最も下がり、そこから広角端側もしくは望遠端側に焦点距離を変更すると前玉が浮上する点です。