■2千年紀第2四半千年紀(1251~1500)
西暦 | 人物 | 国 | 出来事 (発見/発表/発明/現象) | メモ |
1251 | ||||
1252 -1270 |
アルフォンソ10世 | スペイン | 星表『アルフォンソ表』 | |
1267 |
イギリス |
書物『オプス・マーユス』 光学の研究 |
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1269 | フランス |
書物『磁気書簡』 磁極、磁化作用(磁気誘導) |
磁気に関する最古の実験的研究の書物『磁気書簡』を著す。磁石の引力・斥力、磁化作用(磁気誘導)、南北極の区別など実験結果が記録。本書は300年後のウィリアム・ギルバートなどの磁気研究に影響を与えた。 |
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1281 | 元 |
授時暦 |
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1300 |
西暦 | 人物 | 国 | 出来事 (発見/発表/発明/現象) | メモ |
1301 |
ハレー彗星、出現 | 後のハレー彗星が76年の周期で出現。彗星は一度現れると二度と現れないと思われていたが、1705年にエドモンド・ハレーはハレー彗星が周期衛星であることを発表する。 | ||
1301 |
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1304 -1321 |
イタリア |
書物『神曲』 |
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1305 |
イタリア |
絵画『東方三博士の礼拝』 ハレー彗星の描画 |
中世イタリアの画家ジョットは、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の壁画のモチーフに描いた『東方三博士の礼拝』の背景に、1301年に出現したハレー彗星に描き込んだ。 ※後にハレー彗星に接近した彗星探査機の名前にジョットが使用される。 |
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1350 |
西暦 | 人物 | 国 | 出来事 (発見/発表/発明/現象) | メモ |
1351 | ||||
1400 |
西暦 | 人物 | 国 | 出来事 (発見/発表/発明/現象) | メモ |
1401 |
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1413 |
バシリウス・バレンチヌス | ドイツ |
アンチモン(Sb) |
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1420 | ウルグ・ベグ | ティムール | サマルカンド天文台の建設 | |
1436 -1440 |
ヨハネス・グーテンベルグ |
神聖ローマ (ドイツ) |
活版印刷機など ※知識の大衆化の始まり |
鍛冶屋で金細工師のグーテンベルグは、農具の木製ネジ式圧搾機を印刷用に改変し、印刷機を発明。手動式で木枠の中に(木製の)活字を並べ、活字の凸面にローラーでインクを塗り、その上に紙を置いて上から押し付ける。1日に3600枚を刷ることができ、ヨーロッパに標準化された活版印刷物が普及。従来の手書き写本や木版印刷に取って替わった。また彼は活字を大量生産する方法や油性インクを開発。印刷機・新たなインク・活字(後に金属製になる)により書籍の大量生産が可能となった。 ※活字については、1040年頃に支那大陸で既に発明されていた。 |
1450 |
西暦 | 人物 | 国 | 出来事 (発見/発表/発明/現象) | メモ |
1451 |
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1456 |
ハレー彗星、出現 | 後のハレー彗星が76年の周期で出現。彗星は一度現れると二度と現れないと思われていたが、1705年にエドモンド・ハレーはハレー彗星が周期衛星であることを発表する。 | ||
1472 | ゲオルグ・プールバッハ | ドイツ |
書物『惑星の新理論』 ※アルマゲストを踏まえた惑星理論 |
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1473 | ニコラウス・コペルニクス | ポーランド | コペルニクス、誕生 |
コペルニクスは神学(教会法)の習得のためボローニャ大学に進学。そこで天文学教授ドミニコ・ノヴァラの下、天文観測に精を出し聖典『アルマゲスト』で学習。当時、天体観測データが蓄積されるにつれて、従来の天動説での説明は難しい状況になっていた。 コペルニクスは30歳でポーランドに戻り聖職に就く。その後30年余り寺院の庭や望星台で工夫を重ねながら天文観測を続ける。 |
1492 | スペイン | レコンキスタ、終焉 |
13世紀半ば、ムスリム勢力はグラナダに残すのみ。 1492年1月2日、アルハンブラ宮殿が陥落(グラナダ陥落)し、ナスル朝は滅亡。これをもってレコンキスタは終焉し、スペインからイスラム勢力は消滅。 |
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1492 | マルティン・ベハイム | ドイツ |
地球儀 ※現存する最古の地球儀 |
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1492 | クリストファー・コロンブス | イタリア |
新大陸(アメリカ大陸)の再発見 ※西洋人視点の発見 |
レコンキスタ終焉の年、8月3日にコロンブスは大西洋(西回り)からインド(東洋)に向けて出港し、新大陸(アメリカ大陸)を再発見。現在のバハマのサン・サルボドル島に上陸。なお最初に新大陸をアメリカ大陸と呼んだ文献は、ワルトゼーミュラーとリングマンの共著『宇宙誌入門』(1507年)の付録に描かれた世界地図。 【西洋人視点での新大陸の発見者】 考古学的調査により西暦1000年頃にヴァイキングが北米大陸(カナダ)に上陸した史跡(ランス・オ・メドー)がイングスタット夫妻により1960年に発見された。それ以後、キリスト教世界の白人による新大陸の第一発見者はコロンブスではなく、ヴァイキングとされる。 |
1493 -1496 |
クリストファー・コロンブス | イタリア |
ゴムの発見 ※西洋人視点の発見 |
コロンブスの第2回目の新大陸(アメリカ)航海の際、ハイチ島の原住民が黒く重いボールで遊んでいるのを見た。これが西欧人のゴムの発見である。原住民はゴムの木の幹に傷をつけ、染み出た白い乳汁(ラテックス)を固め、ボールや水の侵入しない靴を作った。西洋では当初、柔らかい天然ゴムをパン屑に代わる消しゴムとして利用されたが、加硫の発見(1839年/グッドイヤー)により本格的な利用が始まる。 |
1496 |
レギオモンタヌウス (本名:ヨハン・ミュラー) |
ドイツ | ||
1500 |