· 

年表_数学/情報_FM-Q1


■1千年紀第1四半千年紀(1~250)

西暦 人物 出来事 (発見/発表/発明/現象) メモ
1        
200頃

ディオファントス

※代数学の父

エジプト

書物『算術(アリスメティカ)

未知数の記号(代数記号)

※負の数の概念はなし

3世紀、プトレマイオス朝エジプトの数学者ディオファントスは『算術(アリスメティカ)』を著した。ここで初めて未知数を表すのに記号(x,x^2,x^3などのxの冪乗に相当する記号)が用いられた。

※但し、ディオファントス以降、数学の表舞台が西洋からアラビアになると、アラビアでは引き続き、言葉を用いた方程式の解答が主流となり、代数記号は発展しなかった。

『算術(アリスメティカ)』では負の数の概念は確立していない。例えば4x+20=0の方程式は負の解となるので、「この方程式は馬鹿げている」と述べられている。負の数は認識されていたが、数の演算体系に負の数はまともに扱われていなかったと言える。

250