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■自分の大切な一人のために 「私の作品は世に持て囃されるようなことはなかろう。そんなことを考えたり、そのために憂き身をやつしたりする人間は間違っているよ。私の作品は大衆のために書いたものではなく、同じようなものを好んだり求めたり、同じような傾向をとろうとしているほんの一握りの人たちのためのものなのだ。」 仕事を認められない、褒められたいというのは、仕事が遊びになっていない証拠である。仕事だと思うと、成果を人に評価してもらわないといられない。…「仕事が遊びになっている人は強い」と言われるのはそれである。 …自分と非常に趣味が合っている人、レベルの合っている人など、ごく少数にわかってもらえればいいと思って表現を練っていくと、逆に大きな波として、大衆に受け入れてもらえることもあるわけだ。 |
『座右のゲーテ』 齋藤 孝 ※『ゲーテとの対話 中』p36 エッカーマン |