i-Phone 6 plusをモデリングします。細かな部品について、形状変化(Attach/Erase)で表現するか、それとも、単に面の塗装(Paint)で表現するか、は考える必要があります。
(1) スマホ本体部分の作成
①モデルサイズの設定
実際の本体は、(短辺, 高さ(奥行), 長辺)=(8cm, 1cm, 16cm)くらいです。画面上のモデルサイズ(ボクセルを詰め込める3Dキャンバス)の設定を(33, 4, 64)とする。短辺は33の奇数にしています。これは中央にボクセルを配置する際に都合がいいからです。
②ボクセルの詰め込み
Brushツールを「F」と「Attach」に指定すれば、4クリックで3Dキャンバス内にボクセルを完全に満たせます。
③土台の角を丸める
Brushツールを「B」と「Erase」に指定して、4隅の角を取るために4ボクセルずつ削除します。
(2) スマホ画面とホームボタンを作成
④画面エリアを塗る
Brushツールを「B」と「Paint」に指定して、上6個、下7個、横2個を残してドラッグして塗ります。色はPaletteで適当に白色を選びました。下7個と奇数にしているのは、⑤でホームボタンを作成する際に、配置上、都合がよいからです。
⑤ホームボタンを塗る
Brushツールを「C」と「Paint」に指定して、ちょうど真ん中にくるようにドラッグして円状に塗ります。色はPaletteで適当に灰色を選びました。
(3) 電源ボタンの作成
⑥モデルサイズの修正
スマホ本体の側面に付いている細かなスイッチなどを加えていく際に、既存のモデルサイズ(3Dキャンバス)では横幅が足りないので、モデルサイズを変更します。今回は横幅を33から35に修正し、スマホ本体の両側に1ボクセルの幅の隙間ができました。
⑦電源ボタンの作成
再び、水色の色を選択する際にはスポイトツールをクリックして、モデルの水色のボクセルをクリックすると右側のPalette内から同じ色が指定されます。
電源ボタンは、Brushツールの「B」と「Attach」に指定して、上図のように作成しました。
(4) 音量ボタンとマナーモードボタンの作成
⑧音量ボタンとマナーモードボタンの作成
同様に、Brushツールの「B」と「Attach」に指定して、上図のように作成しました。
マナーモードボタンは、切替えスイッチのよう窪みを作っています。Brushツールの「B」と「Erase」に指定して、本体部分を削ってください。
(5) スピーカーとインカメラを作成
⑨正面上部のスピーカーとインカメラの作成
Paletteで黒を選び、Brushツールの「B」と「Paint」を指定してスピーカーとインカメラを黒く塗りました。
(6) 背面の作成
⑩モデルサイズの修正
スマホ背面のディティールを作っていく上で、背面側にモデルサイズ(3Dキャンバス)を伸ばします。方法は⑥と同様であり、35,4,64だったのを、35,5,64にします。しかし、幅が伸びた方向はスマホ前面となってしまいます。
⑪モデル位置の移動
Brushツールの下にあるアイコン群から十字のMoveツールを選択して、モデルをドラッグすると3Dキャンバスに占めるモデルの位置を変更できます。御覧のように、スマホ背面に空間を作ることができました。
⑫背面の作成
背面左上のカメラとフラッシュは、Brushツールの「C」と「Attach」を指定して作成しました。また、中央のリンゴのマークは、Brushツールの「B」と「Paint」を指定して色塗りをしました。
(7) 全体の色調を整える
こちらが⑫完了の段階でのスマホ前面の様子。
⑬スマホ前面の色調補正
上図のように、Brushツールの「B」と「Paint」に設定して、色塗りをした。
⑬スマホ背面や側面の色調補正
上図のように、Brushツールの「B」と「Paint」に設定して、色塗りをした。
⑭スマホ底部のディティール追加
忘れていたので、スマホ底部のディティールを作成。
(8) 完成