撮影スポット_2019年3月(3)


■2019年3月21日(木)

市川塩浜駅を降り、行徳近郊緑地の周囲をぐるっと回った。その順路に沿って見たものをまとめます。この時期の行徳近郊緑地は、野鳥の楽園というか、カワウの楽園でした。というのもカワウの繁殖期のため巣作りのため行徳近郊緑地の沿岸側にはカワウの大群が所狭しと集まっています。上空を行きかう野鳥も大半がカワウでしたね。

01_市川塩浜駅から千鳥橋まで

JR武蔵野線の市川塩浜駅で下車。天気は良好ですが風は強い。駅周辺には自動車の正規販売店が多くあった。トヨタ(トヨペットとカローラ)、ボルボ、メルセデスなど。

線路に沿って走る道路を容易に渡れないので、首都高速湾岸線に沿ってしばらく北東方向に歩いた。写真の地点でようやく横断歩道であり、ここで行徳近郊緑地の方へ渡った。

横断歩道を渡ると行徳近郊緑地の最東端の角に来ます。この塀の向こう側が行徳近郊緑地の敷地内となります。この場所は、ややきつめの発酵臭?…水族館で体験したことのあるペンギンの臭い?が漂ってました。


ペンギン臭の原因は、近くの木の上にいたカワウ(河鵜)のようです。沢山のカワウの巣が見られ、そこにいたカワウの頭部と腰部には繁殖期特有の白い羽が見られた。

こちらは右側が親鳥で、左側が幼鳥だと思います。ここにいると発酵臭?で次第に頭痛気味になってきた。

行徳駅前通りを行徳駅方面に進むと、千鳥橋があります。千鳥橋から行徳近郊緑地の広大な池を撮影していると、遠くに多数のカワウが往来しているのが見えました。


行徳駅前通り沿いを歩いていくと、行徳近郊緑地の最北端の角っこまで来ました。

行徳近郊緑地の外周に可能な限り沿っていこうとすると、この住宅地を通ることになった。送電線の方向に沿って突き進むと、南新浜小学校が左側に見えてきます。

住宅地を抜けると細長い形をした福栄公園に至ります。福栄公園を南へ進むと、行徳近郊緑地の一部エリアを占める宮内庁新浜鴨場があります。


ここが宮内庁新浜鴨場の入口です。こうした宮内庁管轄の鴨場は定期的に見学会が実施されており、抽選となることが多いようですが参加できるようです。

新浜鴨場の正面入口です。調べて知ったのですが、ここは皇太子さまが皇太子妃さまにプロポーズした場所として知られていました。

宮内庁新浜鴨場の沿って道路を南に下ると、行徳近郊緑地の入口と思われる道路と、定例園内観察会集合場所という看板を見つけた。今回はそういう予約はないので別の入口を探します。


さらに南へ進むと住宅地に入り、その住宅地は通り抜けられなかったため、遠回りとなりますが福栄いこいの広場を通過するルートにしました。

水鳥の池(調整池)には、よく見かける鴨類がいました。桜の一品種である陽光の並木道があり、まだ準備中でしたがバラが多く植えられていました。今後、バラ園にしたいのでしょう。

陽光に蜜を食べに来たメジロです。陽光は、天城吉野と寒緋桜の交雑種です。


こちらは福栄いこいの広場の自動車用の正面入口です。奥の階段を上ると、スポーツなどもできる広場となっています。

階段を上ると溜池を模した人工プールがあります。池の底はコンクリートです。広場にはユキヤナギが多く植えられており、この時期は白い小さな花を咲かせていた。

この広場も突き抜けることはできず、奥に行ったものの結局、入ってきた階段から出るほかなかった。


04_塩浜橋から緑の国まで

南行徳駅前通りを海岸方向へ進むと、丸浜川にかかる塩浜橋があります。

塩浜橋の中央から丸浜川を撮影しました。この奥に行徳近郊緑地があります。

さて、アポなしで野鳥観察等で行徳近郊緑地に来たならば、塩浜橋の脇にある丸浜川に沿って続く遊歩道に向かいましょう。


遊歩道の左側には南アフリカ原産のオオキバナカタバミが群生し、右側の丸浜川沿いには河津桜や菜の花が見られる。

丸浜川にいたコガモです。

丸浜川の浅瀬にいたオオバンです。


丸浜川沿いにしばらく遊歩道は続き、それなりに人の往来は多かった。

遊歩道の途中には、写真のように"緑の国"への入口があります。丸浜川にかかる木橋を通って対岸に行きます。

ここが"緑の国"の入口。入口には管理人がいましたが、今回この先には一般人は自分以外まったく見られなかった。


"緑の国"の左側の林に少し入ると、林道があります。

林道の左側は行徳近郊緑地の池となっており、木々の隙間から野鳥を観察することができます。

写真のように、野鳥に気付かれぬよう観察壁も複数あります。今回、自分以外来ている人いなかった。


観察壁以外にも、木々の隙間からこんな感じで観察できる場所が多数あります。野鳥は結構遠くにいるので、双眼鏡や望遠レンズの方がいいです。

さて、行徳近郊緑地の南側は完全にカワウの住処となっています。千葉県行徳警察署や市川塩浜駅のすぐ傍であることが分かります。カワウはこの時期ここで巣作り、子育てをしているようです。

拡大ズームしてみるとカワウの中に一匹だけアオサギがいます。街路樹でもよく見かけるカイズカイブキ(貝塚伊吹)が白くなっていますが、カワウの排泄物が葉に掛かって蓄積したのでしょう。


05_緑の国から野鳥病院まで

写真の右奥の林が先ほどの緑の国です。手前の沼には餌付けされているのか、人によって来るカモがいた。

オナガガモがいました。初遭遇です。

鳥小屋がありますが、ここが野鳥病院です。色々な野鳥が見られたが、例えば翼が片方なかったり、何かしら療養中の野鳥のようでした。


トビ(鳶)が4羽ほどいましたが、ぱっと見ではどこが調子が悪いのかは分かりませんでした。「鳶が鷹を生む」と言われるが、こうして鳶を見ていると立派な風貌だ。鷹に見劣りはしない。

野鳥病院は、NPO法人である行徳野鳥観察舎友の会の活動の一つでした。運ばれてくる年間400羽の野鳥の4割は野生復帰できるようです。なかなか厳しいです。

帰り道、足元にシジュウカラ(四十雀)がいたので撮影。カラスノエンドウ(烏野豌豆)の特定の部位を食べるのに夢中でした。左の紫色の植物は、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)です。


■2019年3月17日(日)

01_幕張の浜_海浜幕張駅

幕張海浜公園の辺りに来た。

道路脇の樹上でウィダーインゼリーの銀色の包装を突いているカラスを見た。目が合ってすぐにカラスは飛んで行った。


幕張海浜公園を海岸側の防風林を抜けると幕張の浜があります。海水浴などは禁止の看板がありました。

幕張の浜でビーチサッカーの練習をしているようでした。ここで定期的に大会もあるようです。

こちらは海に漂っていたヒドリガモ。淡水ガモらしいですが、こうした海辺にも出てくるそうだ。


幕張の浜からスカイツリーの方角を撮影。ゾゾの物流センターであるゾゾベースがあります。

このマリンスポーツは、スタンドアップパドルボード(SUP)と呼ぶらしい。遠くで編隊飛行するカモの群れが通り過ぎた。

SUPで浜に漂着した人に、監視員と思しき方々が詰め寄っていた。維持管理できない人工海浜の一角なので、事故が起きないよう浜辺の様子を常に監視しているのかも。


幕張の浜から東京湾を架けるアクアラインを撮影。結構、薄っすらですけど見えますね。GoogleMapで距離測定すると、海岸からアクアラインまで直線距離で24.5km程度でした。

こちらは写真の船舶の左側に川崎人工島(風の塔)が見えます。あの人工島の真下には海底に潜ったアクアラインがあります。

羽田空港行きと思われる飛行機を撮影。クロップ(拡大切り取り)しています。


02_天然温泉 みどりの湯_新津田沼駅

こちらはみどりの湯。

正面玄関には足湯があります。ここの塩分濃度は海水くらいしょっぱいです。あと、色味はオレンジ色。


03_谷津干潟_谷津駅

谷津(やつ)駅には、バラ園と干潟があります。今回は夕方の干潟を撮影しに来た。

バラ園に続く、商店街です。

谷津公園の入り口。


公園内に谷津バラ園があります。今は休園の期間です。この先に谷津干潟があります。

谷津干潟の様子です。水鳥はあまり見られなかった。ちなみに、ライブカメラがあるようです。

少し磯の香りがします。汽水くらいの塩分濃度なのかもしれません。アオサの香りなんでしょうかね…モニタリングしてるそうです。


対岸に谷津干潟自然観察センターが見えます。屋根に"ラムサール条約登録湿地"と黄色の文字で書かれています。

肉眼の見え方に近い夕日になるよう露出を下げた写真。これだと、手前の地面が肉眼の見え方よりも暗くなる。

一方で、手前の地面を肉眼の見え方に合わせると、今度は夕日が白トビするほど明るくなる。HDR撮影ができるよう準備しておこうと思う。


こちらはススキの枯れ枝を噛んでいたオオジュリンです。谷津干潟の野鳥の同定には谷津干潟ブログを見ると参考になります。

今回はセイタカシギ(丈高鷸)が見られた。この谷津干潟では、丈高鷸が住み着いているようです。

丈高鷸の成鳥♂の羽の色が黒色ですが、ここで見たものはいずれも薄い茶色であり、成鳥♀か若鳥だったようです。