撮影スポット_2019年4月(4)


■2019年4月14日(日)

01_皇居東御苑_竹橋駅

今回は平川門から入苑しようと、竹橋駅で下車しました。染井吉野が見頃なため観光客が多いだろうと思い、大手門は敬遠しました。

入園票を貰って、平川豪のこの辺りを水面を覗いていた時、右側をカワセミが横切り、反対側の天神濠に飛び去りました。撮れませんでしたが、一瞬の初対面でした。

平川門から入るとすぐに梅林坂に来ます。葉を茂らした梅は、果実を実らす時期となっています。


梅林坂の梅の実です。花が散った時期から1ヶ月半ほどだと思います。

"二の丸庭園"に向かう途中、"二の丸雑木林"にある背の高いショウワザクラ(昭和桜)です。

"諏訪の茶屋"です。左側のシャクナゲ(石楠花)は満開です。


"諏訪の茶屋"を反対側から撮影しました。右のハナカイドウ(花海棠)は散り始め、左のボタン(牡丹)はまだ蕾でした。

牡丹の蕾のうち一つは中の赤い花が見え始めています。

"二の丸庭園"になる"二の丸池"の周囲には、ヤマブキ(山吹)とシロヤマブキ(白山吹)が咲いています。


山吹です。ミツバチも見られるようになった。

白山吹です。黒い種子は昨年結実したものだろうと思います。

"二の丸池"には、いつの間にか沢山の水生植物が繁茂していました。まだ花は見られません。


右側にはシャガ(射干)が群生しています。晩春咲きのフゲンゾウ(普賢象)も開花しています。

普賢象です。葉は赤く、花弁は八重咲きで薄紅色です。花の色は徐々に白くなるそうです。

"二の丸池"の滝の傍にある石楠花の開花状況です。


"菖蒲田"は前回来た時のままでした。

二の丸雑木林には朱色のヤマツヅジ(山躑躅)が目立ちます。

"二の丸休憩所"の近くにある竹林に、タケノコを見つけました。


汐見坂を上り、椿園に来ました。

こちらはコウオトメ(紅乙女)という品種の椿です。椿のようですが、花弁が一枚一枚落ちるのは山茶花に近いですね。

花弁が落ちて露出した雌蕊の子房部分ですが、雫が溜まってました。これは蜜であり、ヒヨドリなど野鳥が嘴を突っ込んで舐めています。


"富士見多聞"や"茶畑"の近くにある染井吉野が目立ちます。

染井吉野は桜吹雪が見られる時期です。強風の際に、望遠ズームレンズで遠くから撮りました。

"富士見多聞"の前の石楠花の群生地の様子です。これは赤星石楠花です。


"石室"の前には紅葉のモミジがあり、染井吉野の桜が同時に見られます。

"竹林"エリアのトイレの横にある躑躅や石楠花です。

こちらはセイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)の一種だと思います。


以下、桜の品種別に整理します。

☞一葉

本丸広場の中央付近、椿園近くのイチヨウ(一葉)です。

一葉は晩春咲きです。花弁が八重咲きで、白いのが特徴。また、花の開花時には緑色の葉が既にあります。


☞普賢象

本丸休憩所のフゲンゾウ(普賢象)です。普賢象は一葉など他のサトザクラ系の品種に比べて開花が遅い傾向があります。今回もまだ蕾が多いです。

普賢象は晩春咲きです。花弁が八重咲きで、薄紅色です。また、花の開花時には赤色の葉が既にあります。


☞関山

本丸休憩所の傍にあるカンザン(関山)です。一葉と同様に関山も見頃です。

関山は晩春咲きです。花弁が八重咲きで、花や葉は赤色です。また、花の開花時には赤い葉が既にあります。


☞鬱金

果樹古品種園の前にあるウコン(鬱金)です。

鬱金は晩春咲きです。花弁が八重咲きで、薄緑色です。咲き始めは花弁が黄色、散る間際には赤味を帯びるそうだ。


☞御衣黄

桃華楽堂の傍にギョイコウ(御衣黄)があります。

御衣黄は晩春咲きです。花弁が八重咲きで、緑色です。御衣黄は鬱金よりも緑色が濃い傾向があります。


☞東錦

"桜の島"にアズマニシキ(東錦)という桜が咲いています。写真の左側の桜です。

こちらも晩春咲きです。花弁が八重咲きで、薄紅色です。花の色は普賢象に近いですが、葉が赤くないので普賢象とは違うと判断できます。


☞千里香

こちらの満開の桜は、センリコウ(千里香)という品種です。

千里香の拡大写真。


☞太白

中央休憩所の前の芝生にあるタイハク(太白)という品種の桜です。花の数が少なく、満開感には乏しいが見頃だと思う。

太白は桜の中でも最も花弁が大きいらしいです。花弁は純白で、しわ状のうねりを持っています。


☞昭和桜

大手休憩所の近くにあるショウワザクラ(昭和桜)です。手前にある樹木は御衣黄と名札がありましたが、鬱金のような気がします。

昭和桜の拡大写真。


☞冬桜

本丸休憩所の前の芝生にあるフユザクラ(冬桜)を観察した。写真の右側の黄緑色は寒桜で、その左側が濃い緑色が冬桜です。寒桜の葉は、赤色から黄緑色になりました。

冬桜の実は見られませんが、葉の付け根に蜜を出す器官が2ヶ所ほど見られます。

桜の蜜が溜まり雫となっています。光合成(炭素固定)による生成物(糖)を実に蓄えない代わりに、このような器官で外部に放出しているのだと思います。


休日に開催されるビンゴ大会に参加。5枚1200円で購入し、3回分(約3000円分)の無料券と粗品をゲットした。


■2019年4月13日(土)

02_片倉城址公園_京成片倉駅

京成片倉駅で降り、片倉城址公園に向かいます。その途中、ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)が咲いていた。

ハナミズキの拡大写真。これは白い花ですが、赤い花の品種もあります。

湯殿川に来ました。この右奥が片倉城址公園です。園内マップはこちら


あの桜並木に向かいます。園内マップ上では、"いこい広場"というらしい。

望遠レンズで拡大。花見客が見えます。

少し強い風が吹くと、桜吹雪が起きていました。染井吉野の見頃もピークに達しています。


"いこい広場"のここの岩場に座って昼飯を食べた。

昼飯を食べていた傍にある木にメジロ(目白)が来ていた。若い芽?を食べていたようですが、この木は何だろう?

同じ気にシジュウカラ(四十雀)も来ていた。おそらく目白と同様に若い芽を食べていたのだろう。


"とんぼ沼"、"菖蒲田"を経て、"奥の沢"に来た。この時期、ここにはヤマブキソウ(山吹草)が群生しています。

山吹草です。通常の山吹とは異なり、背丈が草のように低いです。

見頃は既に過ぎていますが、カタクリ(片栗)の花がちらほら咲いていました。


先月、城山カタクリの里(記事はこちら)に行きましたが、天候が曇りだったので、ここまで花が反り返ってなかったです。

"二の丸広場"です。少数の観光客が花見をしていました。花見をするなら、正直、こうした地方の公園が良い。

"二の丸広場"の染井吉野の桜吹雪の様子。


"本丸広場"につながる"本橋"です。

"本丸広場"の様子。染井吉野は"二の丸広場"の方がいいですね。

"本丸広場"から園内にある"住吉神社"に来た。遠くからの桜吹雪がここにも飛んできます。


低速シャッター(露出時間:1/10秒)で撮影。桜吹雪の白色の軌道を捉えました。

"彫刻広場"に向かいます。

こちらが"彫刻広場"。


"彫刻広場"に隣接する"はす池"です。

"はす池"にいたダイザキ(大鷺)です。


片倉城址公園からほど近い竜泉時の湯(八王子みなみ野店)に行きます。湯殿川に沿って移動します。

こちらが竜泉寺の湯(八王子みなみ野店)です。帰路は、専用バスで無料で最寄り駅まで送ってもらった。