撮影スポット_2019年6月(3)


■2019年6月13日(木)

01_佐倉城址公園_京成佐倉駅

10時頃、京成佐倉駅に到着。佐倉城址公園まで徒歩で向かいます。

徒歩15分ほどで佐倉城址公園に到着。入口は複数ありますが、菖蒲園に近い入口から入ります。園内マップはこちら

入ってすぐガマ(蒲)が群生していた。蒲の棒状の穂を食べるヤブキリが何匹もいました。


菖蒲園には本格的な撮影機材を持って、花上部を撮影している方々が来ていました。

枯れた花を摘み取っているようでした。

菖蒲園全体が見える位置から撮影。


エノキ(榎)がちょくちょく見られました。榎の葉は成虫のタマムシ(玉虫、吉丁虫)が好んで食べるので、探してみました。吉丁虫とは、幸運を呼ぶ虫という意味らしい。

上の方にタマムシっぽい顔つきの昆虫がいましたが、あまり光沢感が見られず、地味なウバタマムシ(姥吉丁虫)かなぁ…と撮影時には思いました。

PC上で拡大して背中のマダラを確認すると、虹色に輝いたので、多分これはクロマダラタマムシ(黒斑吉丁虫)でしょう。光が差し込むと、もう少し美しく輝くのかも。


菖蒲園の先にある"姥が池"です。睡蓮の葉で埋め尽くされていました。

"姥が池"の様子。池の土手で日向ぼっこしている亀が沢山見られた。

一応、午前中に来たので睡蓮の花はまだ閉じていなかった。ここは白色の睡蓮がメインでした。


姥が池の脇の階段を上がり、三の門跡の辺りのブタナ(豚菜)畑に行きます。

豚菜の花が小さくてよく分からないと思いますが、一面に咲いていました。

一見、茎が長いタンポポですが、豚菜という花だそうで、別名タンポポモドキだそうだ。


ネムノキ(合歓木)です。まだ開花していませんが、蕾が見られました。葉だけ見れば、熱海で見たジャカランダ(紫雲木)に見えます。

ネムノキの拡大写真。


02_愛宕神社_京成佐倉駅

佐倉城址公園から京成佐倉駅に戻る道中、タチアオイ(立葵)が咲いていた。天辺まで咲く頃には梅雨明けだそうだ。葉や花を見るとフヨウ(芙蓉)に似ていますが、芙蓉は木、立葵は草です。

母神"イザナミ"を焼いて生まれた火の神"カグツチ"を祭神とする愛宕神社があったので行ってみました。愛宕神社も全国にありますが、総本社は京都・愛宕山の山頂です。

こんな感じの鳥居がありました。


鳥居を潜った先に生えていたホタルブクロ(蛍袋)です。

境内の狛犬です。


03_DIC川村記念美術館_京成佐倉駅

京成佐倉駅に戻り、12時20分発のDIC川村記念美術館への無料送迎バスに乗りました。

無料送迎バスの中の様子。

12時55分頃、DIC川村記念美術館に到着。施設マップはこちら


"白鳥池"の方に向かいます。

"白鳥池"には数種類の水鳥がいました。中央の大きな樹木はネムノキ(合歓木)ですが、まだ全く花が咲いていないです。

"白鳥池"で観察できる水鳥の種類が書かれた掲示板です。


コブハクチョウ(瘤白鳥)です。皇居の大手門の濠にいる白鳥と同種ですね。

こちらの強そうなのはシナガチョウ(支那鵞鳥)です。

オシドリ(鴛鴦)です。8羽くらいの集団でいました。


珍妙なオブジェが広場にあります。ヘンリー・ムーアの作品とのこと。

アジサイ(紫陽花)の咲く遊歩道。

紫陽花の拡大写真。


大賀蓮の沼の様子。

まだ蕾の状態で、開花している花は一輪もありませんでした。

このタイプのカエルは沢山いました。


17年ぶりに瘤白鳥の雛が見られたそうですが、この辺りかな…と観察していましたが見つからず。

この樹木の葉はたまに見るのですが、花が咲いていたのでチェック。30分位調べてキリ(桐)の葉に似ていることに気付いて、アブラギリ(油桐)であることが判明。

油桐の小さな白い花です。花が丸ごと落ちて散るタイプで、地面には無数の花が落ちていました。


04_実籾本郷公園_実籾駅

15時頃、実籾駅に到着。実籾本郷公園内にある茅葺屋根の古民家『旧鴇田家住宅』に行きます。

京成本線沿いに進みました。

実籾本郷公園に到着。


この辺りにも蛍が観察できるようです。別の看板にはヘイケボタル(平家蛍)の紹介がありました。

茅葺屋根が見えました。あれが、旧鴇田家住宅ですね。

裏道から正面門に向かいました。こちからは入れません。


公園周囲を散策時、畦道でハシボソカラス(嘴細烏)を数匹見ました。食べ物をねだっているのは、巣立ちして間もない子供のようです。

こちらが旧鴇田家住宅の正面門です。

旧鴇田家住宅の外観です。内部の構造と名称はこちらの下部に書かれています。リーフレットにも書かれています。


旧鴇田家住宅の入っていすぐの"土間"です。竈(カマド)がありました。"土間"を上がると"板の間"になります。

"座敷"から"次の間"、"奥の間"を撮影。

"奥の間"から見える"つくばい(蹲)"です。"奥の間"の畳の上でしばらく庭を見ていました。


ヒヨドリ(鵯)がやってきました。

鵯が"つくばい"に近づきました。

"つくばい"にて鵯が水浴びを始めました。カメラのシャッタースピードを1/1000秒ほどで撮影しました。


庭に植えられていたザクロ(柘榴)の花です。

4時半閉館のようなので、4時過ぎに旧鴇田家住宅から出て、花菖蒲を入れて撮影しました。

実籾本郷公園内で見たフェイジョアという果樹の花です。


公園散策で見つけたナツツバキ(夏椿)です。

公園散策で見つけたタチアオイ(立葵)です。


■2019年6月10日(月)

01_来宮駅待合室_来宮駅

朝11時頃、熱海ニューフジヤホテル発の無料シャトルバスに乗り、最寄りの来宮駅まで来ました。これから小田原駅に向かいます。

来宮駅の待合室には、5個くらいツバメ(燕)の巣がありました。巣立ち近そうな成長したツバメの子供達が見られました。

こちらが親燕です。目つき顔つきは猛禽類です。飛んでいる燕は簡単には撮影できませんが、今回はすんなり撮影できました。


燕の子の様子。既に親燕と同じ位の大きさですが、毛の色は親よりも少し薄いです。

親燕が食べ物を運ぶ度に、黄色い口を大きく開けておねだりしていました。


02_小田原城址公園_小田原駅

来宮駅→熱海駅→小田原駅の経路で、約40分ほどかけて小田原駅に到着しました。

12時半過ぎ、小田原駅から徒歩10分ほどで小田原城址公園に到着しました。園内マップはこちらです。

小田原城あじさい花菖蒲まつりが開催中(6/1~6/16)です。


花菖蒲エリアの様子(1)。赤い橋は、天守閣に通じる常盤木門に繋がっています。

花菖蒲エリア(2)。

花菖蒲エリア(3)。


花菖蒲エリア(4)。花菖蒲は望遠レンズで重ねて拡大して撮るのが伝えたいイメージに近いです。

花菖蒲エリア(5)。望遠で撮影。

雨に濡れる熟した梅の実です。まさに梅雨の時期ですが、その語源には諸説あるようです。一説には、梅の実が熟す時期だから…だそうです。


赤い橋を渡り、常盤木門を潜り抜けて、本丸エリアの天守閣に行きました。

本丸エリアにあるお猿さんの飼育小屋です。もともと動物園があったその名残だそうで、今もお猿さんがここにいます。

お猿さんのご尊顔。1950年の動物園開園から約70年経過しているので、現在まで一定数を維持しているのでしょう。梅雨のせいなのか、やや物悲しいご様子でした。


雨も強まり帰ろうと二の丸エリアを通る際に、サツキ(皐月)が咲いていました。そろそろ見頃も終わりそうです。

二の丸エリアにある歴史見聞館、別名でNINJA館です。なかなか興味深いアトラクションがあるようでした。

13時半過ぎ、二の丸エリアから学橋を通る頃には土砂降りでした。雨粒で濡れたレンズ鏡筒を拭きつつ小田原駅に戻りました。