撮影スポット_2019年6月(4)


■2019年6月16日(日)

01_皇居東御苑_大手町駅

 前回の来訪は2019年5月25日(土)なので、3週間ほど観測がなおざりとなっていました。今回は皇居東御苑の一部エリア(本丸大奥跡など)が工事中(芝生の交換? 撤去?)でしたり、樹木の剪定がなされていたり、色々と整備期間中のようでした。天皇陛下即位後の最初の大嘗祭(2019年11月)のために作られる大嘗宮の会場は皇居東御苑とされていますし、その造設の前準備なのかなと思われます。5日間で造設するらしいので、直前までに大量の資材が搬入されると思われます。

昼過ぎ、皇居東御苑の大手門に来ました。日差しは強いけど、体感気温はそこまで暑いとは感じませんでした。

大手門で手荷物検査後、入苑。写真の右の建物は入苑後すぐ近くにある"三の丸尚蔵館"です。左奥の樹木など大幅に剪定され、すっきりしていました。

三の丸尚蔵館の鬼瓦の表面に設えた2匹の鳳凰のレリーフです。肉眼では見えにくいかもしれません。


二の丸休憩場とトイレの間の植え込みには、ナツツバキ(夏椿)の白い花が咲いていました。

夏椿とナミアゲハ(並揚羽)。

"二の丸雑木林"で見られたノリウツギ(糊空木)です。アジサイ科なのでアジサイに似ていますが、塔のように花が付くのはカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)に似ています。


二の丸庭園の花菖蒲田へ注がれる小川にキジバト(雉鳩)が何か水中の食べ物を漁っていました。

花菖蒲田の様子です。3週間前に来た時は、ほんの一部が開花していましたが、今回は見頃のピークを少し過ぎた状態のようでした。

花菖蒲も色々と細かく品種があり、名札が添えられていました。


二の丸池は、それなりに水草で覆われてきました。ちなみに、2019年3月末に来た時には、この池には水草は全く見えませんでした。

二の丸池の4種類の水草とその位置です。今回はヒツジグサ(未草)の白い花は見られませんでしたが、他の水草の花は見られました。

コウホネ(河骨)の花です。4種類の水草の中でもっとも葉が大きく、水面からの背丈も高いです。


アサザ(浅沙)の花です。

ヒメコウホネ(姫河骨)の花です。

二の丸池にいたウシガエル(牛蛙)です。


二の丸池の別の場所にいた牛蛙。細かい品種があるのでしょうが、よく分かりません。

こちらも二の丸池の別の場所にいた牛蛙。二の丸池の周囲には5匹程度は容易に見える場所にいました。

二の丸庭園の上空を飛翔していたツバメ(燕)。複雑な軌道で飛んでいると思ったら、羽虫を追いかけていたようでした。


"二の丸池"の奥に咲いていたガクアジサイ(額紫陽花)です。

本丸大芝生の"表向(表御殿)"から本丸休憩所を撮影。緑が茂り、休憩所が見えなくなりました。右側は工事中で通行止めでした。

本丸休憩所には平成大嘗祭の大嘗宮の模型が置かれています。2019年11月の令和大嘗祭も会場は、皇居東御苑の大奥跡のようです。


本丸休憩所前のヤマモモ(山桃)です。いつ花が咲いていたのか把握していませんでしたが、実がなっていました。

本丸休憩所近くのトイレの横にあるサンシュユ(山茱萸)の実です。今から赤く実るようです。

タイザンボク(泰山木)の白磁のようなお椀状の花です。


富士見多聞の様子。この中から蓮池濠の蓮の開花状況を確認しました。

富士見多聞の窓の隙間から見た蓮池濠の様子。蓮の葉は確認できますが、まだ開花していないようです。

富士見多聞を降りて、バラ園へ。


バラ園のハマナス(浜茄子)のローズヒップです。浜茄子は皇后雅子陛下のお印です。

本丸大芝生の大奥跡の方角にはフェンスで通行止めとなっていました。遠くでは芝生を捲り、地肌を出していました。

立ち入り禁止エリアは、大奥跡となっています。


少し前まで雛だった雀です。全体的に色も薄く、嘴も黄色が残っています。少し前まで親鳥と一緒に行動する様子をよく見ましたが、今回は単独行動が見れました。

本丸大芝生には10匹くらい烏がいました。芝生には虫がいて、それを食べているのだと思います。ハシブトガラス(嘴太烏)だと思います。

フェンスを避けるため、石室の方から周って天守台の方に向かいます。


石室の上に咲いていたホタルブクロ(蛍袋)です。ここの蛍袋は白いですね。

こちらはクチナシ(梔子)です。既に干からびで白色から黄色に変色した花も見られました。

梔子の花の拡大写真。


桃華楽堂です。背後に重たそうな雨雲が見えます。

桃華楽堂の屋根の上にある太陽と月です。これは何でしょうね。

桃華楽堂の玄関正面の屋根の上に鬼瓦の代わりに金色の雛人形があります。


天守台の裏には紫陽花の植え込みがあります。

こちらにはキョウチクトウ(夾竹桃)があります。

夾竹桃の赤い花です。夾竹桃は有毒植物なので要注意です。程度の差こそあれ、植物は基本的に毒物だと思いますが…。


こちらはキンシバイ(金糸梅)です。既に黄色の花弁がアスファルトに落ちていました。

金糸梅の花の拡大写真です。

書陵部庁舎の横の植え込みにあるカリン(花梨)です。次第に実が大きくなってきました。花梨は花は少なかったけど、その分、実は大きく育つのかもしれません。


書陵部庁舎前のサンゴジュ(珊瑚樹)です。3週間前に多くの蕾があり、今日までにもう散ってしまったようです。地面に茶色に変色した細かな花弁が落ちていました。

一部に珊瑚樹の花がついた枝が残っていました。

書陵部庁舎を通り、梅林坂を下ります。


梅林坂には熟した梅が落ちていました。梅雨は梅の実が熟す時期だから…という語源がありますが、梅の実が熟して落ちる時期だから…という意味かもしれませんね。

再び、"二の丸"の方に来ました。この"二の丸"を貫く通りの名前って何でしょうね….。あまりこの通りの名前を見たり、聞いたりしたことがないのですが、説明する際になかなか不便です。

"都道府県の木"というエリアがあり、そこで咲いていた鹿児島県のカイコウズ(海紅豆)です。別名はアメリカデイゴ(亜米利加梯梧)。ふと熱海でみたサンゴシトウ(珊瑚刺桐)に似ているな…と感じましたが、片親がカイコウズのようですね。


"二の丸"の通りに面してネムノキ(合歓木)の花が咲いていました。

ネムノキの花に吸蜜するナミアゲハ(並揚羽)。

二の丸雑木林で見つけたノカンゾウ(野萓草)です。ユリ科のようですね。


二の丸雑木林で見つけたヒメコウゾ(姫楮)の樹木です。野イチゴのような赤い実が付いています。

姫楮の赤い実を拡大するとカナブンが食べていました。姫楮の樹皮はかつて和紙の原料だったそうです。


帰りも大手門から出ました。入苑時に頂いた入園カードを受付の方に返却して出ます。

大手町の受付の建物の脇にあるボケ(木瓜)の実が赤く色付き始めていました。ボケの実はどんな味なんでしょう…今まで食べたことがない。

大手門の様子。


02_ゆの里スパヌサドゥア_西川口駅

 前々回来訪時(2019年4月14日(日))に頂いたクーポンを使うために再び『ゆの里スパヌサドゥア』に行きました。

03_東京丸の内_東京駅

地面にカメラを置いて、シャッタースピード1.6秒(ISO感度は100)でリモコン撮影したもの。三脚がなくても、置く台のようなものがあれば十分に低速シャッターは可能ですね。

同様に地面に置いて低速シャッター0.5秒(ISO感度は100)で、リモコン撮影。多少の傾きはデジタル上で加工しています。左右の傾きは気にしないけど、前後の傾きはある程度調整できるように100均で道具を探すといいかもね。

シャッタースピード1/50秒(ISO感度は800)で手持ち撮影。