撮影スポット_2019年6月(5)


■2019年6月22日(土)

01_南総ヒルズカントリークラブ_上総湊駅

 2ヵ月半ぶりのゴルフコースです。ゴルフ場コースの場所の名称もうろ覚えなので、こちらで確認しておきます。また、2019年のルール改正に伴い、エリア名称が一部変更されたそうです。

朝7時、千葉県の南房総にあるゴルフ場に来ました。天候は不安定でしたが、暑くはなかったです。

8時開始なので、それまで近くの練習場で20球ほど打ちました。傍でガサガサと音がして、野生の猿を3匹ほど目撃しました。

調べてみると、ここ南房総では人為的に移入された外来種アカゲザルと、在来種のニホンザルの自然交配が進み、雑種が生息する可能性もあるそうです。


スルスルと枝を辿って急斜面をよじ登り、こちらをジッと見つめています。近くにある高宕山自然動物園では、ニホンザルを飼育してますが、2017年に遺伝子汚染として一部を殺処分されたそうです。

ニホンザルかアカゲザルか、はたまたその雑種かは、しっぽの長さである程度は判別可能なようです。ニホンザルにしてはやや長い気もしますね。

思わぬ猿との出会いの後、8時から西コースからスタートです。ところで、雑種かどうかは人間の主観だと思います。あらゆる生物は先祖の交配種ですので。


ずぶ濡れになりながらコースを周り、10時40分位に前半終了しました。昼食後、後半(東コース)は11時20分からスタートです。

11時20分頃、東コースからスタートですが、霧も出て小雨も続いています。

千葉県南房にはそれほど高い山はなく、低い山が細かく入り組んでいます。遠くの景色は山脈が層状に折り重なって見えます。


開始時間になっても、混んでいたため20分遅れでスタート。ちょうど有毒植物のキョウチクトウ(夾竹桃)の花が咲いていたので撮影しました。

東コースの3番ホールのティーイングエリアです。遠くの山には観覧車が見え、マザー牧場であることが確認されました。

マザー牧場を拡大。右側のピンク色のエリアは今が見頃のペチュニア(桃色吐息)でしょうね。


松の青い実がなっています。

こちらはヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)です。青い卵状の実が多数見られます。新宿御苑でも今、これが見られるそうですね。

ヒマラヤスギの実です。


こちらはサンゴジュ(珊瑚樹)で、ゴルフ場施設の周囲の生垣によく使われています。都内では既に白い花が散っていましたが、ここではまだ散っていませんでした。

こちらが最後のホール(=18ホール目)です。ティーイングエリア地点からグリーン(パッティンググリーン)を撮影。間に谷があります。アイアンで高いフライの軌道でグリーンに乗せたいですね。

標準ズームレンズしか持っていないので、望遠端75mmでグリーンを拡大しています。先のグループがまだパッティング中なのでしばらく待機しています。


途中で見つけた蛾です。羽や触覚が黒く、体が赤い…調べてみるとホタルガ(蛍蛾)でした。その配色が蛍に似ていることからの命名だそうです。


■2019年6月20日(木)

01_幸手権現堂桜堤_幸手駅

 権現堂公園は離れた権現堂川や中川に沿った複数箇所の公園を総称だそうで、今回、紫陽花を見に行った場所は幸手権現堂桜堤(4号公園)です。桜堤(さくらつつみ)と読みます。年間で大きく4つのシーズンに分けられ、現在は紫陽花祭りのシーズン(6/1~6/30)です。ちなみに、幸手観光写真コンクールの締め切りは令和元年10月31日だそうです。

 今回は、一度に色々な野鳥が撮影できました。野鳥は、カワラヒワ(河原鶸)、ムクドリ(椋鳥)、カワセミ(翡翠)、ハシボソガラス(嘴細烏)、ホオジロ(頬白)、ゴイサギ(五位鷺)、ヒバリ(雲雀)、アオサギ(青鷺)、オナガ(尾長)を撮影しました。ゴイサギは初撮りでした。なお、今回、野鳥の存在を察知する際に"目"よりも"耳"が先行したのは、椋鳥、翡翠、頬白、雲雀、尾長でした。目よりも耳から得られる情報の方が野鳥探索には便利ですね。頬白については、普段聞かない鳴き声だな…程度でしたが。

 1576年(天平4年)頃に築かれたとされる権現堂堤の歴史はこちら

午後1時半、埼玉県の幸手駅(東口)に到着。都内は曇っていて雨の心配がありましたが、ここ埼玉県北部は晴れてました。

幸手駅発のバスに乗り、権現堂で下車しました。ここから徒歩で幸手権現堂桜堤に向かいます。

桜堤という名前の通り、近くの中川に沿って桜並木の遊歩道があります。ただこの時は、日差しの強く、交通量が多い県道(幸手下吉羽線)を歩きました。


県道から幸手権現堂桜堤への入口があり、そこから紫陽花の咲く園内通りを撮影しました。

公園の中央付近にある"峠の茶屋"の前の辺りです。この辺りに飲み物の自販機があればなお良かった。

こちらが幸手権現堂桜堤(4号公園)の案内マップです。


県道側にあるアナベル(アメリカノリノキ)畑に向かいます。

アナベルの様子(1)。アナベルは北アメリカ東部原産のアジサイの仲間だそうです。

アナベルの様子(2)。


広い駐車場からアナベル畑を撮影。

午後2時過ぎ、公園西側(国道4号側にある"かつ太郎"に向かいました。途中、電信柱を繋ぐワイヤー上に単独行動のカワラヒワ(河原鶸)を見つけました。

昼食の"かつ太郎"は、値段がちょっと高めでしたが、ゆっくり休める食事処でした。かつ太郎の店舗一覧はこちら


昼食後、今度は公園西側(国道4号)から園内に入り、両脇に桜並木が続く直線状の桜堤を撮影。この先に"峠の茶屋"もあります。

望遠ズームレンズで桜堤を撮影。"峠の茶屋"の近くの旗が見えます。

桜堤を中川側に降りると"思い出広場"があり、桜堤に沿って紫陽花が植えられています。


"思い出広場"に生えていた枇杷の木には沢山の実が成っていて、ムクドリ(椋鳥)の集団が実を啄んでいました。これが農家の果樹だとしたら害鳥扱いですね。

"思い出広場"と中川の間のエリアにある"丸池"です。ここでカワセミ(翡翠)の鳴き声が聞こえました。

翡翠はちょうど日陰の枝に止まっていたので、写真は全体的に暗めになってます。今回、翡翠の鳴き声からその存在を反射的に想起できる状態になったと実感しました。


画像を拡大し、明るくしました。翡翠の嘴が黒いので♂です。この個体はすぐに丸池を離れ、中川の方角に飛び去りました。

中川側にあるヤギ小屋があります。

ヤギが3匹いました。


手前を横切るの中川であり、中央に見える治水施設の向こう側は権現堂川です。権現堂川は昔から暴れ河川だったそうです。

治水施設の右側からは権現堂川からの水が中川に放水されています。

放水口の様子を望遠で撮影。地図を見ると、利根川と中川の間を権現堂川が繋いでいる格好です。


堤防の天端の道を歩くと、ハシボソガラス(嘴細烏)が電線の上にいました。若鳥なのか、何となくまだあまり擦れていない顔つきでした。

同じく、電線の上で鳴いているホオジロ(頬白)です。自分の基準で言えば、頬白のレア度は高めです。会いたいと思って会えるかと言われると翡翠よりも難しい印象。

中川の上空を東から西へ飛び去って行くゴイサギ(五位鷺)を撮影。目が赤いペンギンに大きな翼が生えたような姿でした。


右側は桜の時期に合わせて一面に菜の花畑があった場所だそうです。この辺りからヒバリ(雲雀)の鳴き声が聞こえました。

比較的小さな鳥なので、鳴かずにじっとしていると居場所が分かりませんが、ようやく地面にいる雲雀を見つけました。

しばらくすると空に飛び立ち、上空50m位の高さでホバリングしながらお決まりの囀りを始めました。どこからともなく雲雀の声が聞こえたら、上空を見てみましょう。


中川の入り江にいたアオサギ(青鷺)が飛び立ちました。70mくらい離れていましたが、撮影前に飛び立つとはなかなか警戒心が高いですね。

こちらは"峠の茶屋"の中川方面の斜面にある紫陽花です。紫陽花の写真を撮影する方々はちらほらいました。

一応、紫陽花祭りなので、日差しが当たっている紫陽花を撮影しました。


再び、"峠の茶屋"に来ました。飲み物を販売していますが、個人的にはここに飲料自動販売機が数台あると来訪者は助かると思います。

"峠の茶屋"の前にある"あじさい展示品"の様子。紫陽花もそうですが、園芸品種が多様な花の細かな名前を覚えるのはなかなかハードルが高いです。

秋の七草であるフジバカマ(藤袴)が自生しているそうです。


バス停に戻るべく桜堤を東に進むと、写真のようなゲートがありました。行きもここから入るのがベターでしたね。

幸手駅へ向かうバス停です。この時、上の方で『オーーギュッギュッ』という濁った声が聞こえ、すぐにオナガ(尾長)がいるな…と思い、上を探すと尾長がいました。

真上にいたので見えずらいですが、尾が長く鳩くらいの大きさの尾長がいました。


真上から少し遠くの電線に止まったので撮影しました。尾長は比較的、警戒心の高い野鳥という印象です。


午後5時半過ぎ、バスで幸手駅(東口)まで戻りました。幸手駅から徒歩10分程度にある極楽湯 幸手店に向かいます。

幸手駅(東口)のファミマの横を過ぎ、しばらく線路沿いに歩きます。

倉松川に差し掛かり、鮮度が高そうな紫陽花を見つけたので撮影しました。


ここで左折し、倉松川に沿って歩きます。

極楽湯 幸手店に到着。

午後8時半、帰り際に極楽湯 幸手店の玄関を撮影。


極楽湯 幸手店の様子。

幸手駅に戻る道中、道には提灯が吊るされていてお祭りの準備のようです。太鼓を叩く音が聞こえたので、音がする神社の境内に向かうと地元の方々の練習中のようでした。