撮影スポット_2019年7月(2)


■2019年7月11日(水)

01_新宿御苑_新宿御苑前駅

13時半、新宿御苑の大木戸門から入りました。腹痛のためすぐに温室のトイレに駆け込みました。夏のみどころマップはこちら

温室近くの丸花壇の脇に群生していたヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)です。また、開花前のオニユリ(鬼百合)もありました。

姫檜扇水仙の拡大写真です。


ホオノキ(朴の木)です。こちらは実を観察していますが、まだ熟していません。

朴の木の実の様子。固い表皮に棘があります。

中央休憩所が見える芝生からバラ花壇の方向を撮影。右側の高木はユリノキ(百合の木)です。


中央休憩所付近のヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)の頂上にハシボソガラス(嘴細烏)の親子がいました。

ヒマラヤ杉の松ぼっくり(杉ぼっくり?)です。表面から樹液が流れて固化しているようですが、甘いのかな?

ヒマラヤ杉にいたアキアカネ(秋茜)です。


中の池のカイコウズ(海紅豆)やサンゴシトウ(珊瑚刺桐)の赤い花はもう散っています。

中の池にいたスッポンです。産卵期なので陸上に向かっているのかもしれないです。

赤松に絡みつくのはヤブガラシ(藪枯らし)です。どこにでも見られるブドウ科の蔓植物で、花蜜にはいろいろな昆虫が集まってきます。


藪枯らしの花の部位です。この藪枯らしは別名、貧乏葛と呼ぶそうです。

千駄ヶ谷休憩の周囲にあるヤエクチナシ(八重梔子)です。

千駄ヶ谷休憩所の前にある八重梔子です。甘ったるい香りが周囲に漂っています。


八重梔子の白い花です。

千駄ヶ谷休憩の横にはムクゲ(木槿)の花が見頃でした。

木槿の花です。木槿に似た花は、ちょっと前に咲いていたタチアオイ(立葵)、この後咲くであろうフヨウ(芙蓉)があります。


奥には千駄ヶ谷門があります。あまりこの出入り口は使いませんが、JR千駄ヶ谷駅にはすごく近いです。手前はモミジバスズカケノキ(紅葉鈴懸けの木)です。

日本庭園に繋がる旧御凉亭の通りには、ヤブミョウガ(藪茗荷)が群生していました。写真は藪茗荷の花です。

藪茗荷の白い花です。


日本庭園には池の横で嘴細烏がパンの欠片を加えていました。嘴細烏は英語でCarrion Crow(死肉を食らう烏)ですが、実際には植物質を好むそうです。

パンを加える嘴細烏の拡大写真です。嘴の根元から先端側へ長い毛が伸びています。

パンと水を同時に口に含んで、飲み込んでいるようでした。


"母と子の森"と"西休憩所"の間のエリアにある沼地です。

沼から生えているハンゲショウ(半夏生、半化粧)の様子です。

皇居東御苑の二の丸池でも見たカエルです。トノサマガエルに近いですが結局、品種がまだ分かりません。


"母と子の森"エリアのヤブカンゾウ(薮萱草)です。

"母と子の森"の入口付近の様子です。こちらはオニユリ(鬼百合)が群生していますが、まだ蕾の状態です。

鬼百合の茎を拡大すると、黒い粒が付いています。これはムカゴ(零余子)と呼ばれ、一般に脇芽が養分を蓄え肥大化した器官です。米を一緒に炊き込む零余子飯というのもあるそうです。


"母と子の森"エリアのラクウショウ(落羽松、沼杉)の様子です。きれいに草が除かれていましたが、確か藪茗荷もあった気がします。

"母と子の森"エリアでヤマトタマムシ(大和玉虫)の左側の上翅が2枚(2個体分)落ちていました。多分、ヤマガラ(山雀)などに捕食されたのでしょう。

新宿門の辺りまで来ました。中央はヒマラヤ杉(ヒマラヤシーダー)です。


新宿門の近くにあるタイザンボク(泰山木)の花です。まだ蕾があり、五月雨式に咲くため見頃は続きそうです。

再び、中央休憩所の方に向かいました。写真の奥が中央休憩所であり、手前には桜の木があります。

桜の木の下には、ネジバナ(捩花)が思いのほか多く咲いていました。あまり存在感はないので、見過ごしてしまいがちです。


捩花の拡大写真(1)です。前回来た際には、大木戸門付近でしょぼい写真しか撮れなかったので、今回の撮影には満足しました。

捩花の拡大写真(2)です。ちょうど日が差し込んできた瞬間を撮影しました。小さな蜂が捩花に来ていました。

16時前のレストハウスの様子です。


温室の傍にある小さな池に咲いているキキョウ(桔梗)です。

桔梗の拡大写真です。

こちらはガガブタ(鏡蓋)です。温室の傍の池に咲いていた浮葉植物です。


02_江戸川沿岸_妙典駅

18時過ぎ、江戸川の水道橋です。ちなみに、さらに下流域にある妙典橋が2019年3月26日に完成したようです。こちらが妙典橋からの風景です。

月を撮影。まだ太陽が出ているので空は青いです。

羽田空港の方から飛行機が飛んでいます。羽田空港の増便に向けて、現在の航路新しい航路に変更されるようです。新しい航路はここ飛ばないようです。


江戸川の上空でまだ尾の短い若いツバメ(燕)が沢山飛び交っています。燕の小学校のような雰囲気で、この集団に成鳥はあまり見られませんでした。

川底に突き刺さったポールに止まっている若い燕です。若い燕の特徴は、羽や嘴の色が薄い、尾が短い、羽のモサモサ感、などでしょうか。

江戸川にいたアオサギ(蒼鷺)です。


ボート屋さんで見つけたオブジェです。なお、江戸川岸には野良猫が沢山いますが、これ以上増えぬよう近隣の方々が見守っているようです。

19時頃、コウモリが出始めました。一体、昼間はどこに隠れていたのか。

暗い中、ちょこまかと素早く動く中、ISO感度を6400まで引き上げ、シャッター速度1/2000秒で適当に撮影しました。その中でピントが合ったものです。