撮影スポット_2019年8月(1)


■2019年8月31日(日)

 8月は蒸し暑く、日差しも強いために外出を控えていました。そんな中、8月末に皇居東御苑には訪れました。11月の令和初の大嘗祭に備え、皇居東御苑の本丸大芝生(大奥跡)には令和大嘗宮が建設中です。

01_皇居東御苑_大手町

13時半頃、大手門に到着しました。令和大嘗宮の建設状況を確認したいと思います。

大手門と大手門に通じる土橋です。

大手門の土橋入口付近にある看板に、皇居周辺の地形の高低が説明された図を見つけました。西高東低であり、濠の水位も西の方が高くなっています。


大手門の土橋から大手濠を眺めると、この時期(晩夏)は浮草が水面を埋め尽くしています。

大手門を潜り、受付で入苑票を貰います。入苑票の返却は、どの門の受付でも可能です。

三の丸尚蔵館の様子。


三の丸尚蔵館の横は現在、工事中です。昨年まではここに大手休憩所の建物や植木がありました。

建設計画の看板を見ると、三の丸尚蔵館の増設のようです。完了日が約5年後だそうです。

同心番所です。大手門から入って、3番目の門を警固するための詰所です。御三家(尾張、紀伊、水戸)だけは駕籠に乗ったまま通り抜け、それ以外の大名はここで降りたそうな。


同心番所の奥の石垣にあるヤブミョウガ(藪茗荷)です。白い花が白い実になり、白い実が黒く熟し始めています。

百人番所の前の広場です。本丸広場の芝生(大奥跡)への道は、建材等を運ぶために仕切られています。

中雀門に向かう坂道にあるシナマンサク(支那満作)です。


春に咲く支那満作のリボン状の黄色い花。この時期にも一部の芽が開花していました。

中雀門の様子。大嘗宮建設中であるため、来苑者は右側の通路、御苑関係者は左側の通路を使うように道は仕切られています。

前方に本丸の大芝生があります。写真では見えませんが、左側には果樹古品種園があります。


写真右奥には本丸休憩所があります。最近、新たに増築工事が行われていましたが、今回、既に完了していました。

緑の泉と呼ばれるエリアにあるゴンズイ(権萃)です。実が赤く熟しています。

本丸休憩所の様子。手前が新築です。


本丸休憩所です。右側が増築された建物です。左側のもともとあった建物です。雨が降っても行き来できそうです。

前回同様に、令和大嘗宮建造のため、芝生にフェンスが横一線に敷かれています。

フェンス越しに令和大嘗宮が見えます。既に結構、骨組みまで作られていてなんとなく全体像が把握できました。


丸太を使って鳥居が作られています。


再び、中雀門の方に戻り、望遠レンズで大嘗宮を撮影しました。手前のフェンスや看板も入れています。

中雀門から果樹古品種園の方に行くと、現在の皇居東御苑の一般来訪客の通行可能エリアが示された看板が立っていました。

"野草の島"にあるトチノキ(栃の木)の実です。5~6月に花が咲き、約3ヶ月ほどで実がなりました。


"野草の島"にあるホオノキ(朴の木)の実です。また熟していませんが、実が大きくなってきました。

朴の木の葉の様子。太陽光で一部が葉焼けしたためか、茶色く変色した部位が多々見られました。

マンリョウ(万両)の若い実です。7月下旬に花が咲き、現在、緑色の実となっています。


ムラサキシキブ(紫式部)の実です。まだ緑色ですが、そのうち紫色に熟すと思います。

"野草の島"の一角にコバギボウシ(小葉擬宝珠)の紫色の花が沢山咲いていました。

小葉擬宝珠の花の拡大です。


"二の丸雑木林"の方の"二の丸休憩所"まで来ました。

"二の丸休憩所"周辺にあったキツネノカミソリ(狐の剃刀)です。

"二の丸休憩所"の前にあったオミナエシ(女郎花)の黄色い花です。


女郎花の花の拡大写真です。

"二の丸休憩所"周辺にあったシデコブシ(幣辛夷)の実が熟していました。

"二の丸池"の様子。サルスベリ(百日紅)の花は既に見頃が終わりつつあります。


百日紅の花と実が付いています。

ヤブガラシ(藪枯らし)の花にアオスジアゲハ(青条揚羽)が来ていました。

赤い百日紅の花です。白い花よりも赤い花が遅く咲くようです。


"二の丸雑木林"に咲いていたヤマホトトギス(山杜鵑草)です。

梅林坂の様子です。

梅林坂の周辺にあるクコ(枸杞)の実です。杏仁豆腐の上に添えられている赤い実です。カメムシが多くいました。


梅林坂を上り、書陵部庁舎に至ります。

書陵部庁舎を抜けると、天守台の裏側に出ます。こちらからも本丸大芝生(大奥跡)は立入禁止となっています。

15時半頃、北桔橋門から退出しました。