絞り値(ボケ味)の確認


■マニュアル書での記載ページ

Nikon製のD610マニュアル書

・p75:被写界深度のプレビュー

・p254:f2:Fnボタンの機能→プレビュー(p75)

・p257:f3:プレビューボタンの機能

 

Nikon製のD7200マニュアル書

・p54:被写界深度のプレビュー

・p277:f操作:f2 Fnボタンの機能

・p277:f操作:f3 プレビューボタンの機能

 

参考:フォトマスター検定合格(平成30年度)

・p16:プレビューボタン

・p83:被写界深度

・p84:ボケ味

 

■絞り値(ボケ味)の確認

 撮影(露出)モードをAモードやMモードにして撮影者自身でレンズの絞り値を調整する場合、光学ファインダー越しに調整した絞り値のナンバーが変化する様子を見ることができる。しかし、単にナンバーが変するだけで、実際にレンズの絞りの設定は連動したいため、光学ファインダー越しの被写体や風景の見え方は変わりません。実際にシャッターを切れば、撮影する直前に絞りが動いて、出来上がる写真ではボケ味の効果が反映される。

 撮影者としては、シャッターを切る前に絞り値(ボケ味)の効果を確認したいと思うため、その確認方法が何通りがあります。

 

(1) プレビューボタンを押す

 カメラを構えて右手の人差し指でプレビューボタンを押すと、絞り値の設定どおりにレンズが絞られるか、緩むかします。見え方の変化は以下の通りです。

光学ファインダーでの絞り値の調整 プレビューボタンを押した時の変化
レンズの絞りの挙動 光学ファインダー越しの見え方
絞り値のナンバーを上げる 絞られ狭まる 画面が暗くなり、ボケ味(被写界深度)が減る
絞り値のナンバーを下げる 緩み広がる 画面が明るくなり、ボケ味(被写界深度)が増す

 

(2) ライブビューボタンを押す

 視認用に光学ファインダーではなくて、カメラ背面の液晶画面を用いると絞り値の設定を実際にレンズの絞りに反映した映像が写る。液晶画面に画像を写すには、カメラ背面の右下のライブビューボタン(Lv)を押す。

 液晶画面上にも絞り値のナンバーがあり、変更可能ですが、その変更を反映するにはライブビューボタンを一度切って再度ライブビューボタンを押す必要がある。

 

※留意点

 絞るとボケ味が増すと同時に光量が減るため、暗くなる。そうなると見えにくくなり、焦点調整が難しくなる。そのため、順序として①絞りを緩めて光量を増やしてピント調整する。

②その後、絞り込んでボケ味を調整する。