2018年9月17日(月)、巾着田曼殊沙華公園内(埼玉県)で彼岸花(曼珠沙華)を撮影する中、"外付けストロボ(フラッシュ)"が必要だと感じました。「明るい背景(逆光)」に対して手前の「暗がりにある彼岸花」を撮影する場合、以下に示すように、普通に撮影するだけでは彼岸花は暗く写ります。
仮に、撮影時に露光(露出)を高めて撮影すると彼岸花は明るく写りますが、背景もさらに明るくなるため白トビが発生するでしょう。また、デジタル加工で露出調整することも考えられますが、以下のようになります。
露出調整により彼岸花を明るくできますが、背景は白トビします。また、ISO感度を十分に下げた画像データでなければ、ノイズが目立ちやすくなります。やはり、目的とする写真を得るためには、外付けストロボを用いてフラッシュを当てる必要がありそうです。こうした背景の明るさに被写体の明るさを同調(シンクロ)させるフラッシュを用いた撮影手法を、日中シンクロと呼びます。
"外付けのストロボ"は、各社呼称(商品名)がスピードライト、エレクトロニック・フラッシュ(または、単なるフラッシュ)、ストロボなど様々です。例えば、Nikonではカメラ内蔵ストロボを"フラッシュ"、外付けストロボを"スピードライト"と呼び、区別しています。
メーカー名 | ストロボのリンク |
Nikon | スピードライト |
Canon | ストロボ関連、スピードライト、マクロライト |
"外付けストロボ"の重視すべきスペックの一つは「発光量(ガイドナンバー(GN))」でしょう。適正露出を得るために4つの変数(光源環境、絞り値、シャッター速度、ISO感度)のうち"光源環境"の調整することで、残りの3つの変数の自由度、ひいては、写真の表現力を高められます。以下、"外付けストロボ"の具体的なメリットです。