⑨-4：外付けストロボの購入
■Nikon SB-5000を購入
2018年10月5日、Nikon製カメラユーザー(D610とD7200)である私は、購入する外付けストロボ(Nikonでの呼称はスピードライト)としては純正のフラッグシップ機であるSB-5000を選びました。購入価格は61,040円と高価ですが、発光モードとしてTTL調光、FP発光、マルチ発光など機能面でのカバレッジは広いです。一方で欠点・懸念点は以下の通りです。
- Nikonのスピードライトの機能カバレッジは、カメラとストロボの組み合わせにより決まります。スピードライトがフラッグシップ機であっても、使用するカメラがフラッグシップ級でなければ多灯撮影やリモート操作において"電波制御"は使えず、従来の"光制御"(可視光や赤外線での制御)などの利用になります。
- Nikonのスピードライトは、発光量(GN：ガイドナンバー)において海外製よりも劣るとされる。多灯撮影などを行うヘビーユーザーになるほど、よりGNの大きな機種が欲しくなるそうです。そうなると、電波制御も標準搭載の海外製(Godoxなど)の方が廉価に環境を作ることができます。
※ただし、海外製の廉価な外付けストロボは特定の機能(電波制御の標準搭載、GNが大きい、チャージタイムが短いなど)は強力であるが、機能面でのカバレッジが純正よりも劣る点は留意すべきである。
■SB-5000の付属品について
SB-5000を購入すると付属品は以下の通り付いてきます。Nikonのスピードライトアクセサリーにも個別で販売されています。
| SB-5000の付属品 | 型式番号 | 希望小売価格(税込) | 主な用途 |
| スピードライトスタンド | AS-22 | 1080円 | オフカメラ時のリモートフラッシュ |
| ソフトケース | SS-5000 | 3240円 | SB-5000の入れ物 |
| ソフトケース | SS-DC1 | 864円 | カラーフィルターなどの小物の入れ物 |
| バウンスアダプター | SW-15H | 2160円 |
フラッシュを柔らかくし、影や照かりを抑える |
| カラーフィルター(蛍光灯用) | SZ-4FL | 1620円 | フラッシュのスペクトルを蛍光灯下に調和させる |
| カラーフィルター(電球用) | SZ-4TN | 1620円 | フラッシュのスペクトルを電球下に調和させる |
| 合計：10584円 |
希望小売価格なので実勢価格よりも高いと思いますが、1万円相当分の付属品がSB-5000には付いています。SB-5000単体は5万円程度と言えそうです。